コヤノの秘密(両館共通)
本館~レトロショーケース編~
コヤノ美術館本館は、今年で築17年の㈱コヤノの本社ビルの中にあります。
西日が眩しい…。
受付を済ませて、いざ展示室へ!
展示室に入ると、所狭しと沢山の展示品が。
それにしても・・・あれ?なんだかショーケースに違和感が。
実はこのショーケース、昭和40年代に作られたもので、白い部分はセルロイドで出来ています。
もう、50年も前の物とは思えないほど、良い状態です。
他にも目を向けると…
ツルツルですが、毎日よく拭いてますね…?
なんて、そんな面倒くさい事はしていません。
それに、拭くだけじゃどうにもならない「劣化」が、どんなものにも等しくおこるのです。
知っている方は分かると思います。アルミやステンレスは古くなると白っぽく粉をふいたり、黒ずんだりしてくるんですよ。
写真右のアルミは当初、完全に粉がふいていました。これも昭和の産物です。
でも、すごくきれいなんです。
プラスチック板も言わなきゃガラスと思えるほどの透明度です。
これを実現させているのが、運営会社である㈱コヤノが製造・発売・施工する「コヤフロン」です。
コヤフロンは4フッ化のフッ素樹脂表面保護(コーティング)剤で、施工する事により見栄え美しく、そして汚れにくくし、劣化も防ぎます。
他にも、こんなものまで…
デデン!
江戸時代の水屋(食器棚)です。
因みに、天板に入っているのがショーケースにリメイクした際に付けた平成のガラスで、横は大正時代に嵌められたガラス(噴きガラス)です。
うーん。手触りもサラサラできれいです。
建物全体も勿論、コヤフロン施工済み。
外壁に始まり、窓にクロスに建具にも。
EVホールでは、EVも床も壁もコヤフロン!絵画の額のアクリル板もコヤフロン!
普段は簡単な清掃でピカピカきれいを保ちます。
㈱コヤノってそんなことしてる会社だったんですね。
コヤフロンやコヤノについて、もっと知りたいという方は㈱コヤノのHPをご覧ください。
コヤフロン施工は職人が行いますが、 皆様の手で簡易的に施工できる「ヨゴレン」や「グラスロン」も販売しております。
西脇館~ツルピカ古民家編~
本館はビルでしたが、西脇館は100年以上経つ豪農の家をそのまま美術館にしています。
長年空き家だったこともあり、修復している部分もありますが…
いかがでしょう。
「殆ど新しくしたんかい」と思われた方。
違います。
写真に写っている部分について、床や壁は修復(平成17~20年)してますが、
建具や 柱、上り框など、全て昔の物(明治時代)です。
新旧どちらもコヤフロン済。
ガラスは透明度バツグンで、木部も修復部分の違和感がありません。
何より、全体的に明るい印象です。
下の写真は完全昔のままのものばかり、全てコヤフロンを施工してます。
扉の取っ手付近はどうしても手垢で黒ずみがち、付いたらもう、どうしようもない感じですが、
コヤフロンはそんな手垢もスッキリ落とし、付き難くすることが可能です!
それにしても…やはり、ガラスに目がいってしまいます。
ここのガラスも、当初は緑苔が生えて、反対側がほぼ見えない状態だったんですよね。
今となってはその面影は皆無です。
こーんなケースもこの通りです!
透き通るような透明感。
うーん素晴らしい!
コヤフロン施工は職人の手できっちりと行います。
車にだって施工してます。
真夏だったので、帽子でごめんあそばせ。
強ーい紫外線から、塗装を守ります…!
皆様の手で簡易的に施工できる「ヨゴレン」や「グラスロン」も発売中。
お求めの場合は、㈱コヤノやコヤノグループ店・特約店などへ。
西脇館でも販売中です。
以前お求め頂いた方からも「江戸時代に建った我が家の窓がきれいになりました」とのお手紙を頂いております。
コヤフロンは開発後30年以上。実績も信頼もあるコーティングです。
コヤノやコヤフロンについてもっと知りたい方は㈱コヤノのHPをご覧ください。
入館料:一般500円(10名以上の団体:400円)
小中高200円(10名以上の団体:150円)
開館時間:AM11:00~PM6:00(入館はPM5:30まで)
休館日:日曜・祝日および展示替期間
住所:大阪府大阪市都島区東野田町1丁目19-7
TEL:06-6358-7555